阪神大震災から12年
17日は、阪神大震災から12年の日だった。
何気ない早朝の一瞬の出来事で6000人以上のたくさんの方が亡くなられた。
被害にあわれたり、身近な方をなくされた方に改めて御見舞い申し上げたい。
ところで、17日の新聞に、阪神大震災の前、震源地近くの大気中のラドン濃度が高くなっていた、という調査結果の記事があった。
http://www.mainichi-msn.co.jp/today/news/20070117k0000m040080000c.html
理系白書ブログにも、
>大地震前の小さな地震活動で、地殻に割れ目ができて、そこからラドンが
>放出されたのではないか、と推測されるという。つまりラドンを精密にモニ
>ターすることによって、予知に使えないかというのが、研究グループの狙い。
>地震学者の懐疑的なコメントも載っている。
と書かれている。
地震の後でNiftyのアマチュア無線フォーラムの中でも、当時書いたような
気がするが、どうしても思い出すことがある。
大震災前日の1月16日(日)に50MHzで移動運用していた時のコンディションだ。
その日、京都府綴喜郡の大峰山にお手軽移動して、5mぐらいの高さに2エレHB9CVでQRVしていた。
そんな大きなアンテナでもないし、高さも低いのに、冬場とは思えないぐらい、異常に6エリア宮崎のビーコンが強く入感していた。この場所にはよく移動していたので、夏場の朝とかのコンディションの良いときなら、まれにこの設備でもメータ5つぐらい振って入ってくることもあるのだが、冬場は入って来てもほとんどメータ振らないのが普通なのに、その日は午後にもかかわらずS9ぐらいで強力に入ってきていた。
4エリア(山口県)や6エリアの移動局もメータ振らして入ってきており、この時期としてビックリするぐらいのコンディションだったのだ。
あとから考えると、宮城沖地震の時にFM仙台が遠方で受信できたとか言うのと良く一致しているように思った。
確かにQRVしたところから、西方向はちょうど震源の上辺りを通るルートになっている。地面中から地震のエネルギーで、瀬戸内海方面の地表波伝播が夏場並みになるような何かが出ていたとしか考えられない。
また当時、茨木市の一番吹田より辺りに住んでいたが、地震の半年前ぐらいから周辺では、突き上げるような小さな地震が頻繁に起こっていた。しかも、日々発生する場所が変化して、テレビを見ていると地震情報が出ないのに自分のところの真下から揺れてるような時も多かった。
これは多分、関西に住んでいた人は大抵経験されていたと思う。
ということで、無線をしていて季節外れに異常にコンディションが良いときは用心しましょう。
FMラジオでの観測というのは、かなり確率が高いらしいんで、そちらの方が良いのかも。
AMラジオでは、思いっきりバリバリノイズが出ていたらしいです。
アマチュア無線で予知できるという訳にはいかないが、そういうこともあったなと思い出しました。
震災の年に生まれた娘も今年で12歳。ほんとに時の経つのは早いものです。
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