学問・資格

2023年2月19日 (日)

『僕とアリスの夏物語 人工知能の,その先へ』谷口忠大

毎年恒例の企画展示「科学道100冊」に2022年新たに加わった本。
ラノベ風の小説部分と実行知能の現状と技術解説部分を交互に織り交ぜている。

あらすじ:
小学生の悠翔のもとに突然やってきた謎の少女、アリス。まるで赤ちゃんのように何も知らなかったが、悠翔たちから多くを学んでいく。しかしそこに、怪しい影が忍び寄り……!? AIと共存する未来とはどういうものか。「発達する知能」は、いかに実現されるのか。小説と解説の合わせ技で、いざ、めくるめく知の融合体験へ!

最初、家にやって来た時、車椅子に座り、言葉もわからず、記憶もない、知らないことだらけのアリスに主人公の悠翔がいろいろ教えてあげることになるという展開で、赤ん坊状態から徐々にAIといか自立・自律型アンドロイドのアリスが成長していく。

最近のChat-GPTの優秀さにも驚くが、それはあくまでも文字ベースの遣り取りが自然になりましたというレベルではある。

ただその中で延長線上にアリスのような学習して自律的に成長していくAIが可能なのか?という問いに対して、従来ならまだまだ大きな壁が存在しているような気がしていた。

しかしながら、最近はそういうAIの未来はあるとも実感している。

その中で重要なのは、この本の中でも述べられているが、AIが自分の身体を持ち、視覚・聴覚以外にも触覚、臭覚、味覚など五感を持ち、リアルタイムで様々なことを経験して記憶していくことではないかと思う。

それを一つ一つどう実現していくかが課題なのかもしれない。

2022年12月31日 (土)

『丘の上の賢人 旅屋おかえり』 原田マハ

売れないタレント・おかえりこと丘えりかは依頼人に代わり旅をする「旅の代理人」、旅屋おかえり。
ある動画に映っている人物が、かつての恋人か確かめてほしいという依頼を受け、小樽、札幌を旅する。依頼人には、初恋をめぐるほろ苦い過去があった。

かなりの重苦しい状況かと思ったが、軽く受けて明るく受け流された感じがいい。旅屋おかえりのシリーズ?ということだが、もとの『旅屋おかえり』はまだ未読、読んでみたい。

かつての恋人純也のお母さんで女将さんの、、、
「いいえ。じゅうぶん親孝行よ」と、女将さんはしみじみと言った。
「自分の子供が、人生で一番やりたいことを実行している。親にとっては、それが何よりもうれしいことなのよ」
お金持ちになることとか、出世することとか、そんなことじゃなくたっていい。子供が自分のやりたいようにやっている、生きたいように生きている。それが親には一番なんだから。

というところで涙が出た。その通りだよなぁと思う。
NHK BSでドラマやってるんですね。
いつから加えられたか判らないが、ブクログの機能にレビューをブログで紹介するオプションができていたので利用してみました。

2022年12月28日 (水)

English Journalが休刊、23年1月号が最終号

大学生になった頃からだったと思うが、English Journal(EJ)にはお世話になった。
研究室の頃は先輩が購入したカセットをコピーさせて貰ったりしてたっけ(雑誌本は買ってた)。

 

カセットからCDになり、CDが本紙と一体となって、その後ダウンロードに変わっていった。
最近はインタビューが以前の3本から2本になり採算厳しいのかな?と思っていたけど休刊になるとは思ってなかった。

 

昔は唯一の簡単に触れられる良質な英語教材だったけど、だんだんそういうものの選択枝が増えてきて競争も激しくなってたのかな。

 

長いお付き合いで結構読んでたけど、その割には実力がアップしてないか、、、。
休刊と言われても雑誌ではこういう場合実質廃刊なんだよな。

 

https://www.alc.co.jp/entry/0023011?utm_source=ejo&utm_medium=banner&utm_campaign=ej_sidebanner

写真の説明はありません。

 

2022年3月22日 (火)

大学研究室時代の恩師、最終講義

京大の4回生、大学院修士の3年間、直接ご指導頂いたBO先生(当時は助手)の北大で退官のため最終講義が先週金曜日にありました。

 

Bo_last_lecture20220318

<頂いたオンライン最終講義の案内>

 

研究室で御一緒させてもらったのはもう30年以上前の話ですが、今のご時世的にもオンラインで参加できるとのご案内を頂き、北大の関係者と共に参加させて頂きました。

昔と変わらない話ぶりで楽しく聴講できました。

私たちは先生にとっては、文部教官になって、ほぼ始めの研究室配属4回生だったのではないかと思います。

私自身、当時は先生の細かい御指導で実験データの扱いとか、いろいろ教わったと今でも感謝しています。

息子が現在、北海道大学の大学院学生というのも、この縁がどこか引き寄せたものがあったのかもしれません。

2018年2月12日 (月)

『人工知能 人類最悪にして最後の発明』  ジェイムス・バラッド 読んだ。

最近、自分の中でも人工知能(AI)に関する記事や本への注目度が上がっている。

2045年頃に来るという「シンギュラリティ」に向けてバラ色の人類の未来が語られる一方で、あのビル・ゲイツやイーロンマスク、宇宙物理学者のホーキング等が危惧を表明している。本書はジャーナリストである筆者がこの<2045年問題>を論じたものである。

「(IBMの)ワトソンは、もう1つ興味深いたぐいの知能を見せつけた。搭載されているDeepQAソフトウェアは、考えられる答えを何百も生成して、それぞれの答えに対する証拠を何百も収集する。そして、それぞれの答えを自信度に応じてランク付けして選り分けていく。『ジェパディ』(TVのクイズ番組)では間違った回答をするとペナルティーがつくため、ワトソンは答えに自信がなかったら何も回答しない。つまり、自分にはわからないということがわかるのだ。確率論的な計算が自己意識を形作っているなどとは信じられないかもしれないが、はたしてそのような計算を突き詰めていけば自己意識へたどり着くのだろうか?ワトソンは本当に何かを知っているのだろうか?」

ちょっと長い引用だが、この記述は驚くべきことを気付かせてくれた。もしろん何百も考えられる答えを生成しているかは兎も角、これは我々が頭の中で日々やっていることと同じだということだ。

また、これをまとめて、
「ワトソンは統計的知識を扱っているのであって、「真に」理解しているのではないと、あちこちで書かれている。それを読むと多くの人は、ワトソンは単語列の統計を収集しているだけだと解釈する。・・・・・人間の大脳皮質に分布している神経伝達物質の濃度を「統計的情報」と呼ぶのも、同じようなものだ。人間が曖昧な事柄を解決する場合とほぼ同じ方法で、ワトソンもフレーズのさまざまな解釈の確からしさを検討する。」

本書の末尾に、米国とイスラエルがイランの原発システムにマルウェアを侵入させた話が出てくる。この話自体はどこかのニュースで見た記憶があるが、その結果、意外な顛末となったことは知らなかった。敵を攻撃するための技術が自分を攻撃する技術開発を支援する結果となったようだ。

人工知能を多面的に考えるうえで、本書は多くの好材料を提供してくれていると思う。

2017年3月 1日 (水)

金正男氏殺害、オウム中川死刑囚「あれはVXガス」発表前にの記事が気になる

マレーシアで金正男が殺害されたニュースが賑やかだが、その中で幾つかのメディアから暗殺にVXガスが使われたであろうと、事件後すぐにオウムの中川死刑囚が指摘していたという、このニュースが非常に気になった。

金正男氏殺害、オウム中川死刑囚「あれはVXガス」発表前に(毎日新聞ニュース) http://mainichi.jp/articles/20170225/k00/00e/040/264000c

まあ、自分自身がVXガスに大いに係わっていたのだから、それじゃないかと思ったということだろう。

気になったのは、その後の部分で、、、、。

彼がレターを送った先が、コロラド州立大のTu教授だったという部分で、そうかそうかと急に彼に親近感が湧いた化学系、生物系、薬学系、医学系の研究者、元研究者が沢山いたに違いない、、、、と思う。

なぜかというと、このTu教授は日本では、「科学者Tuさんの英文手紙のワンポイント」というロングセラーの本(化学同人発行)の著者として有名なのである。

この本が実に役に立つ名著であって、大学を中心とする研究生活に於いて必要な論文投稿時や研究室訪問、留学やいろんなお礼状などの英文手紙の書き方を分かり易く示されている。そして、中川死刑囚とほぼ同年代の私もかなりお世話になった。

その中の論文内容の例として、使われているのがTu教授のご専門の毒物(特に生物毒)の内容なのであった。

きっと、彼もこの本を読んで英文手紙を苦労して?書いたに違いないと思ったのである。

まあ勿論、毒物の研究をして有名なTu教授を知っただけなのかもしれませんが、、、。

Proftu_book
これがその本、今もしっかり持ってます。 (^^;)

2008年12月31日 (水)

『科学者たちの奇妙な日常』

最近買って読んだ本です。

Kagakushatachi_image

よく見に行くブログ「a 科学者のスペース2」を書かれている先生が書かれています。

研究とは何なのか、研究者はどんな生活を送っているのか、何を考えているのかをブログと同じ独特の文体で易しくおかしく書かれています。
理系生活をしている私としては、知ってる世界の内輪?の話というように感じて、楽しく読めました。

中学生にはちょっと難しそうなので、高校生、大学生には是非読んでいただきたい内容です。
将来研究者を目指す理系の方以外にも、本当は文系の人に読んで貰って、理系の人がどんなことをしてどんな生活を送っているのか、何で七転八倒しているのか、理解してもらいたいという気がします。そういう方にも読んで貰いたいと思います。

そういえば、著者の先生、先日の大阪市大の討論会の時、廊下でちらっとお見掛けしました、、、。半年程前に新書を執筆されていると書かれていたので、ブルーバックスかと思っていたのですが、日経の新書でした。

2008年3月27日 (木)

立教大学

立教大学
立教大学池袋キャンパスで行われている日本化学会春季年会に来ています。

桜はそろそろ五分咲きぐらいでしょうか?大阪より4〜5日早いみたいです。

2007年11月16日 (金)

東邦大学習志野キャンパス

東邦大学習志野キャンパス
朝から来ているのは、東邦大学習志野キャンパス。
年一回行われている小さめ学会。これに出れば、国内の大学研究室がこの分野で何をやつているのかが一覧できるというすぐれもの。
興味のある方は、検索すれば案内が出てくるでしょう。

このキャンパス小さめですが、隣が日大のキャンパスなんですね。大学が並んでいるのも珍しいと思う。

2007年11月 6日 (火)

TOEIC受験した

昨日は職場でTOEICのIPテストを受けた。入社以来ほとんど毎年受けている。

最近は点数が下向き加減なんで、直前対策でもしないと○○○点をキープできないのだが、ずっと多忙&電車でインターネットが定着してしまって勉強時間も減っているから、かなり厳しい。

TOEIC一般テストは、昨年度から新形式となっているが、IPテストは今年度から新形式、毎年一回しか受験しないから、今回初めて新形式だった。

イギリス英語やオーストラリア英語が出題されるようになったはずだか、あまり極端な訛りは出ておらず、少し話すスピードが遅くなったような気がした。ハッキリ言ってアマチュア無線家には有利かも、、、。

また、リスニングのパート3と4は、インターバルが増えて、問題の先読みが楽になったと思う。

その代わりに、リーディング最後のパートは二文を読まなければならない問題が多くなり、時間が掛かるようになった。

なんとか最後まで考えて回答するところまでは辿り着いたが、肩凝った。

点数はどうなるか判らないが、以前のようなおきて破りの先読みをやらないと判らないということはなくなったので、TOEICはまともな英語の試験の方向に変化したんだと思う。

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